407本当にあった怖い名無し@\(^o^)/2016/11/04(金)22:53:41.57ID:KNpScVl/0.net
人いなそうなんで、これを機についさっき家族で食後のお茶飲みながら改めてオカンから聞いた話。
(書き込むのは初めてなんで、指摘あったらゆってくれ)

もう二十年近く昔で俺は覚えてないんだが、母と俺の体験。
当時自分はまだ小学校の一年坊主で、
母とまだアカンボの妹と祖父母と五人、長野の実家で暮らしてた。
(今俺は京都で一人暮らし)

とりあえず当時のことをサクッと書いとく。
うちは母子家庭で、母親が文字通り朝から晩まで働いてた。
当時まだ二十代後半の母は昼は喫茶店で珈琲淹れて、
夜は伯父がやってる肉屋の配達の手伝いを自分の車でやっていた。
車がないと暮らしていけない土地だったし年配の人も多かったので、
夕飯時に電話一本でお肉の配達してくれるサービスは今でも喜ばれてる。
オカンは車の運転上手くて全然苦じゃないタイプだから、配達のバイトはガンガンやってたそうだ。
天真爛漫を絵に描いたようないっつもにこにこしたオカンなんだが、
当時はまだ若いこともあって、肉屋の伯父や叔母を始め、
親戚や常連さん達から孫や娘みたいによく可愛がってもらってたそうだ。
俺と妹にって、常連さんからお菓子持たされて帰ってきたりもしょっちゅうだった。
今帰省しても、いい地元付き合いだなってよく思う。
とりあえず、当時はこんな感じだった。
つづきます。




417本当にあった怖い名無し@\(^o^)/2016/11/05(土)17:50:12.42ID:IoS3AMRp0.net
>>407-410
まさに洒落にならない怖い話のタイトル通りの話でしたお母さん無事で何より
創作だとしても読み易くてテンポも良くて面白いだと自分は思った
良い話を有難うまた何かあったら書き込んで欲しいな楽しみにしてます




408本当にあった怖い名無し@\(^o^)/2016/11/04(金)22:55:45.45ID:KNpScVl/0.net
つづきっす。
それは、オカンが肉屋の配達で遅くまで帰らなかった12月25日の深夜に起こった。
その日俺はオカンの帰りが遅い日なので、妹と一緒に1階の祖父母の部屋で四人並んで眠っていた。
(母がいる夜は2階の寝室で三人で川の字で寝る)
ふと、祖父が目を覚ますと俺の姿がない。
トイレにでも行ったのかと思って祖父がトイレを見に行くがいない。
おかしいと思ってキッチンやリビングを見るが俺の姿が見当たらない。
祖父は急いで祖母を起こしに行って二人で家中を探したがおらず、
もしやと思って玄関を見れば出っぱなしだった俺の長靴がない。
時刻はもうとうに日付の変わった(日付で言えば26日の)夜中の3時前。
祖父母は真っ青になって上着も羽織らず玄関から飛び出ると子供の足跡がまだ残ってる。
あわてて跡を追えば山道の方に向かって凍結した坂道を歩いてる俺がいる。
祖父母は夜中だってことも忘れて大声あげて飛んでくと、
パジャマに長靴履いた俺が「おかあさんを迎えにいく」と手に母のジャンバーを持ってはなさない。
何事かと思った祖母だったが、そういえば母が帰っていなかったことを思い出し、
俺に話を聞けば、夢で、母が道でさむがってる、
車がドーン(事故)して動かない、と言うもんだから、
慌てて母の携帯にかけるが繋がらない。
肉屋の伯父にも連絡を取って店を確認すれば、
持って帰る予定のガソリン代や、施錠予定の鍵もそのままになっている。
これはと思って警察に事情を説明し捜索を頼んだ所、
1時間後に山あいの道でスリップ事故を起こし、動かれなくなっている母が発見された。
ガソリンが尽きて暖房が切れ、携帯の充電も切れていた為連絡が取れずにおり、
発見が朝まで長引けば最悪の事態も考えられたそうだ。
ここまでのことを、自分では正直よく覚えてないんだが、
街の病院にオカンを迎えに行った時、泣きながら俺達を抱いて
「神様ありがとうございます」とオカンが何度も感謝を述べていたのはうっすら覚えている。
もうちょいつづきます。




409本当にあった怖い名無し@\(^o^)/2016/11/04(金)22:57:51.32ID:KNpScVl/0.net
つづきっす。
母はその日、24日ほどではないが、その日も中々配達の量が多かったそうで、
母が最後の配達を終えたのはクリスマスも残り1時間切った頃だったそうだ。
隣町まで大量のしゃぶしゃぶの肉を届けて、あとは肉屋に寄ってから家に帰るだけ。
連日の大量配達でガソリンが残り少なくなってはいたが、
帰りにはレジに用意してくれてあるガゾリン代を貰って預かった鍵で店を閉め、
スタンドに寄ってから家に帰ることになっている。
それより子供とクリスマスを過ごせないのを申し訳ないと思いながら夜の道を走ってたそうだ。
地元の慣れた道とはいえここ数日降った雪が凍ってて、山際だから坂やカーブもある。
スタッドレスタイヤ履きつつもきちんと安全運転で走ってた車に、
いきなり横の山際から黒っぽい固まり(多分イノシシかカモシカ)が転がり出てきたもんだから、
ぶつかる!と思って咄嗟にブレーキ踏んじゃって、そのままスリップ。
地面滑るように車の顔から路端に突っ込んで、車が動かなくなったそうだ。
幸い怪我が打ち身くらいだったようだし、
とりあえず携帯でサポートセンターと家族に連絡入れようと思って携帯見たら
朝から持ち歩いて何本も配達電話してた携帯が電源切れてる。
母はこれを見た時は流石に血の気が引いたらしい。
次でさいごっす。




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