出典:あぼーん


520名無しさん@おーぷん2015/02/28(土)04:37:32ID:eVS
過疎ってるみたいだから書いてみるか
死人が出てるんで閲覧注意ってことで。


小学校の頃、トイレに行ったってところからいじめが始まって、
地元から逃れられなかった俺は高校卒業までいじめられてた。
その頃には話はどんどんでかくなってて、トイレに行ったからいじめられてただけなのに
・あいつの顔が○○に似てる
・あいつはもともと病気だったから
・あいつは隣国の出身だから
とか色んな噂が生まれるようになってた。
親は必死に俺をかばってくれたけど、多勢に無勢だったし地元の連中も田舎臭く、
「いじめは悪いかもしれないけどそのおかげで地域がまとまってるんだから」
と 俺 の 親 を なだめに来るババアがいたりしてどうしようもなかった

ちなみに地元はとある企業の工場が立ってて、そこを中心に生活圏がある。
同期の親もそこの工員や、工場周りのお店とかで働いてるのが多かった。
つまり地元で生きていくとすると、そいつらとは一生離れられないってことだ。

なので受験シーズンに
「とにかく都会へ出ろ!田舎に留まってたら人間的にも狭いやつになる。都会で色んな人を見て来い。いろんな人生、社会を知ってでかい人間になってこい」
と言われ、必死に勉強して東京の大学へ行った。

東京での大学生活は楽しかったし地元のことなんかすっかり忘れてた。
だって田舎のクソ共のことを考えるよりも楽しいことがたくさんあって、時間がもったいなかったから。
同期で東京に出たのは俺しか居なかったのもあるけど。

そして無事に就職も決定、幹部候補生として素晴らしい待遇で取ってもらえた。
泣きながら両親へ電話したら、「えっ!?××!?」と驚かれる。
そこで気づいた。俺の地元にあった工場が、その会社のものだったと。
そうしたらもう、昔の嫌な記憶がフラッシュバックしてきて…気がついたら、復讐したくてたまらなくなっていた。




521名無しさん@おーぷん2015/02/28(土)05:05:53ID:eVS
とにかく出世しようと努力して、結果が出るようになった。
ひたむきに働いてたおかげか周囲の女性からもちょくちょくお誘いがあったけど、
最終的な目標に巻き込むのが嫌でそれなりのレベルに応じておいた。
そしてとうとう俺は復讐のステージへたどり着いた。

取締役工場長就任だ。勿論、俺の地元の。

地元へ帰って就任を報告したら大騒ぎ。
親父とお袋は「良かったねえ」と号泣して喜んでくれたし、
祖父母も「孫を見たいとも言ったが、お前の晴れ姿で十分かもしれん」とまで言ってくれた。
ここまでは俺も嬉しかった。問題は残りだ。

いじめた奴らの母に「工場長なの!?これでうちの子も安泰だわ~」と言われたり
いじめた奴自身は自分が何してたのか忘れてるのか「昔みたいに仲良くやろうぜ!」とピースしてきたり。
その他出るわ出るわ手のひら返し。
こいつらには罪悪感がないのかと絶望しかけたが、
おかげでやっぱりこの田舎には復讐してやる必要があると思った、これで覚悟が決まった。

俺が工場長になって最初にしたことは、この工場の閉鎖を申し出ることだった。
今となっては海外との繋がりもあるし、他の地域にも工場はある。
長年工場があったこともあって、工員の中には
「俺のおかげでこの工場が動いてるんだぞ」とか
自分は偉いんだと思ってふんぞり返ってる連中もいた。
本社でもこの工場は「微妙な黒字だけど、よそに移転したほうが良いレベル」という判断が降っていた。
そこで俺は「そこは私の地元だから、改善できる点がないかどうか地域ぐるみで考えてみたいです」と申し出て、
実質処刑人にもなりうる形で栄転したんだ。

相手は俺の地元のゴミ共だ。昔俺をいじめてた奴だってたくさん工員になってる。
その親だって居る。
みんな揃って路頭に迷え。

そういうわけで「この工場は地域も含めて改善できそうなところがないから閉鎖の方向でいいかも知れないですね」と打ち合わせしてたら、
現場のリーダー達から話があったのか、俺の家に行員たちが泣きつきに来た。
しかも俺と面識があった連中+親ばっかりだ。
工場長が地元出身の俺だからなんとかなるとでも思ってるのか、フランクに話しかけて来た。

バカA「頼む、工場長(俺)もこの街には愛着あるだろ?俺たちと青春時代を過ごした素敵な故郷じゃないか」
俺「何を言ってるのかよくわからないですね」
バカA「ここに住んでたでしょう」
俺「青春っていうのは、上履きの中に犬のクソを入れたり、椅子の上に画鋲を置いたり、毎日罵声を浴びせたりすることですか?」

ここで空気が凍る。





522名無しさん@おーぷん2015/02/28(土)05:06:12ID:eVS
俺「どうなんです?」
バカA「え、それはその…」
バカB「当時は俺達もバカだったからさ、今は出世してるじゃん、これでお互い水に流してさ…」
俺「お互い?お互いってどういうことですかね。私にも非があったと?」

さらに凍る。

俺「このような考え方の工員ばかりでは、工場はやっていけないでしょうね」
バカB父「頼むよ俺くん、うちのバカには責任を取らせるから…」
俺「どうでしょうね、責任って色々あるじゃないですか」
俺「この工場が残るということは、私がこの街に定年まで住み続けることになるでしょう」
俺「その間、同期の姿を見ることすら嫌でたまらないんですけどね……どう責任を取るんでしょうね」

そこでバカBの父がBを何とも言えない表情で見つめ、Bがうろたえる。
これぐらいでいいかと思い、ここでの発言は聞かなかったことにする、今後の頑張りに期待します。と言って帰ってもらった。

でもそれで終わらないのが田舎の凄いところ。
町の人々から同期の連中への見る目が一気に変わる。
まず店で物を売ってもらえない。
道行く人達に睨まれる。
「アンタが生きとると工場が潰れるんよ!何で外歩いとる!!」と怒鳴りつけるオバハンまで居た。

俺の家には毎日のように謝罪に来る住民が居た。
年上年下関係なく、過去にちょっとでも俺にちょっかいをかけた奴まで親に連れられて玄関先で土下座しに来る。
こりゃ効果覿面だな、と思ってたら、更に大変なことになった。




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