787名無しさん@おーぷん2015/05/28(木)23:02:36ID:kAD
厨房の頃、毎月3万近く稼いでいた話。
ちょっと長いけど、こないだ恩師(笑)にあったのでカキコ

厨房の頃、TCGにハマってしまいとにかくお金がほしかった。
ただバイトもできるわけもなく、家の手伝いをした所で毎月のお小遣い2000円は変わらないので
TCGのランクは友人たちの中で最弱だった、大会にでも最下位だった。
また変な正義感があったのでレアカードを当てる行為(:サーチ)をすることもせず、次第に対戦相手すら失いかけた
流石に哀れに思った親友が俺にカードを貸す形でデッキ強化させてくれて、難を逃れたが、
いつまでもこんな状況であるのは我慢ならなかった。

そこで俺は何かお金稼ぎにならないかと思考した。
ボランティア委員会での活動中であった。
ゴミ拾いをしていたのだが自動販売機の前に来た時に世界が変わった。
500円玉や100円玉をゲットしたのである
ただ交番に俺は届けた。しかし警官はそのままのお金を俺に返してくれた

そこで俺は誤った解釈をした。拾ったお金は少額なら届けなくていいのではと?
さらにボランティア委員会の仲間は拾ったお金を懐に入れていた、故に俺の中では確信へと変わってしまった

その日から俺は毎晩塾が終わると帰り道、自動販売機を漁ることにした
最初は人目を気にして人通りが少ない場所だったが、覚悟を決めて駅前(流石に商店街は避けた)も探すことにした

気分はトレジャーハンターだった。

(続く)




788名無しさん@おーぷん2015/05/28(木)23:09:46ID:kAD
そんなか恩師()であるホームレスと出会ってしまった

「坊主、お前なんでそんなことをしているんだ」

50cm定規を持ってしゃがんでいる俺を見下ろす恩師。
中はシャツだけど、ボロボロになった上下スーツとタンカーを押している肌も汚れたオジサンだ
日頃なら「うわっ、ホームレスか」と思うが、時間は夜10時頃
流石にビビって俺は身体が動かなくなった。黙ってホームレスを睨むしかなかった

「坊主、その歳でそんなことをするなんて……」

ホームレスはそう言うとため息を付いた。
内心怒られると一人絶望していた。

ただ俺が腰に下げていた袋を見てホームレスは微笑んでくれた。

「偉いな。ゴミ拾いもしていたのか」

元々はもしも警官に言われた時の言い訳に始めたことであった
俺はタバコや小さいゴミぐらいだが自動販売機の周りで拾い、
(後に行けないことだと知るが、)コンビニで捨てていた。

ただ本当に怖かった。バカだけど未だに殺されると本気で思っていたのを覚えている。
俺は怯えながら拾い集めた10円玉と100円玉を差し出した。

「それは労働の対価だ。大切に使いなさい」

ホームレスはそう言うとタンカーを引きながら去っていった。




789名無しさん@おーぷん2015/05/28(木)23:20:18ID:kAD
俺は土曜日になると毎日友人の家に遊びに行くと言いながら、結構まちなかの自販機を漁っていた
その日は定規ではなくう○ち取り棒(トンガ)を秘密基地から持ち出し回っていた
そして日曜日に友人たちと遊び、そこでカードなどを購入すうことを繰り返していた。

一応、塾がある日と土曜日をエリアを分けて回る事で多い週には3000円近くも稼げていた
今考えるとかなりラッキー、もしくはそれだけ必死だったのかもしれない
土曜日は自転車で東京まで行っていたし、何回も門限5時を破って迷子になりながら家に帰ってきたことも多かった

もちろん、自販機あさりで怒られたこともある
危うく学校に通報されそうになって、偽名と隣の学校の名前をあげて逃げ延びたこともよくあった

ホームレスと遭遇した翌日は自転車で東京まで遠出する予定だったが
俺はゴミ捨て場でゴミを漁るホームレスを見つけてしまった
向こうも俺に気がついたようで「お、坊主じゃねか」と声をかけてきた

「……もしかして今日も漁りかい?」

それにトンガを持っている時点でホームレスは俺の考えとか全部読んだのだろう

「気をつけろよ。見つかれば怒られるからな。
……もしも困ったら俺の所に相談しに来い。稼げる方法教えてやるよ」

俺は凄く不安だったけど、なんか敵対心はなかった
怖いもの知らずだったのかもしれないけど




790名無しさん@おーぷん2015/05/28(木)23:27:07ID:kAD
そして、残念ながらその日。
俺は警視庁の警察官に捕まった。
一番カモにしていたクラブ近くの自動販売機のところでだ
数ヶ月も続けていただけに、流石に週ごとに回っていたとは言え通報されていたのだろう
俺は家に帰ると親父に殴られ、母親には泣かれ、祖父母は何度も頭を下げていた
一応警察官は「ゴミ拾いもしていましたしね」と笑って許してくれて、学校には通報しなかった
近所の友人には「東京で迷子になって」と話した。

小遣いは支給形式もガラッと変わった。
塾の日に200円づつと、毎週500円という形になり、何かあればドンドン減らされていく仕組みになった。
TCGも店の出入りを禁止され、今あるカードたちでどうにかするしかなくなった。
ただし携帯ゲーム機は親が買い揃えてくれた。ソフトも毎月1本。

だが、今まで拾い集めただろうお金が入っていた貯金箱のお金から強制的に使われた。
そのせいで俺は更に現金に執着することになる。

そして、ホームレスにあったゴミ捨て場に俺は翌週足を運んだ




1001オススメ記事@\(^o^)/2017/12/06 01:02:00 ID:syurabattle