693おさかなくわえた名無しさん2018/12/05(水)23:23:34.98ID:Tlougf5V.net
俺の嫁は小学校の時のクラスメート。
生まれた時からすぐ近くに住んでたんだけど、別に友達じゃなかった。
ただ母親同士の仲が良くて、これは本当に今でも申し訳ないと思うんだけど、
所謂放置子とそのターゲットみたいな関係になってて、放課後はよく嫁実家に上がり込んでた。
3年に上がる時にクラス替えがあって、そこで嫁と同じクラスになった。
俺は空気も致命的に読めない奴で、嫁の抱える問題にも気づけなくて、
それを知ったのは4年になってからだな。嫁は3年の頃からいじめられてたんだ。
当時の嫁は巨漢ってほどじゃないがそんな体型で、しかも老けててオバさん呼ばわりされててさ。
あれは昼休みだったかな。俺がクラスに戻ると、嫁が男二人と女一人に囲まれて泣いてるんだ。
放置子、空気読めないってくれば、当時の俺が問題児だったのは分かると思う。
だから今考えてもありえないんだが、俺はいきなり三人に椅子で殴りかかったんだ。
それも身体を狙うとかそんな発想もないので、女含めて後頭部や顔面をやっちまった。
気が付いたら担任に取り押さえられてたよ。
それまでもガラス割ったりしてたんだけど、これで一気に保護者に敵視されるようになってしまった。
親にもすごく怒られたよ。女の顔を傷つけるやつは許さねえ!って。
まぁその三人は嫁をいじめてた主犯格で、「俺は嫁が好きで手を出すと殺される」
ってことになぜかなってて、嫁のいじめはなくなった。
あと「俺にちょっかい出すと殺される」って腫れ物扱いされて距離を取られるようになってた。
この頃の俺は単なるイキったキレやすいクソガキで、嫁が好きとかじゃなくていじめられてるが誰でも暴力を振るったはずなのは間違いない。
で、そんな俺に嫁がよく話しかけてくるようになったんだけど、嫁は見た目だけじゃなくて話の内容までオバさんっぽくてさ。
しかも俺クソガキでしょ?「付いてくんじゃねーよババア!」みたいな感じ。
これが小学校時代。




694おさかなくわえた名無しさん2018/12/05(水)23:24:22.49ID:Tlougf5V.net
中学に入ってびっくりしたのは、隣の小学校にまで俺の悪評が広まってたこと。
んで、そっちの方がガラが悪いもんだから、「嫁にちょっかい出してあいつキレさせようぜwww」みたいな輩が出てきたんだよ。
でも別に嫁と仲が良い訳じゃないから、やっぱりそれに気付かないんだよな。
そのせいで嫁はどんどん痩せたんだけど、すると話し方はともかく見た目がだいぶまともになってきたのね。
小6の時には下の上だったのが、中2の時には中の上ぐらいにはなってたかな。
おかげで嫁を好きになる奴も出てきたんだ。こいつをAとするね。
Aからあんたのせいで嫁がいじめられてる、嫁から離れるか嫁を助けてくれって言われてね。
バカだから俺は嫁においたしてる奴の名前を聞き出して、そいつを下校中に凹ることにしたんだわ。動機はムカついたから。
俺は喧嘩は別に強くない。だから気付かれないうちに背後から武器で凹ったのね。
ここまでやって補導されなかったのは運が良かったとしか思えない。
まあ不良の範疇に入る奴だったから俺に倒されたのが恥ずかしかったんだろうね。前と違って保護者レベルの話にはならずに済んだ。




695おさかなくわえた名無しさん2018/12/05(水)23:24:56.74ID:Tlougf5V.net
で、これが嫁の耳に入って、二度も助けてくれたって都合よく脳内変換してくれたみたいでさ。
学校へ行こうだっけ?あれの真似みたいなイベントを文化祭の時にやってね。
嫁に告白されたんだよ。屋上から大声で。マジでビックリしたな。
「○○くん好きです!付き合ってください!!」って。
戸惑ってたら回りから、「バカ!大声で返事するんだよ!」って言われたから、「分かりました!」って返事したの。
思春期遅くてそういうのまだよく分かってなくてさ。咄嗟にyesもnoも返さずに済む返事をしたのね。
なのに告白成功みたいな扱いになってしまって、なし崩し的に付き合うことになってしまった。
そこからの嫁の変貌ぶりは凄くてさ。
もとから背後霊みたいな感じだったのが、横を歩いて手を握ったり腕を組んできたりするし、
見た目もどんどん垢抜けてくるし、キスも付き合うことになってすぐ嫁からしてきたな。
とにかく積極的なんだよ。で、中3になってすぐ、わけもわからず嫁の部屋で初体験をして、その時に精通したんだわ。
これが俺が思春期を迎えた切っ掛けだったな。俺の初恋ってここ。




696おさかなくわえた名無しさん2018/12/05(水)23:25:26.49ID:Tlougf5V.net
高校は嫁と違ったから、嫁の積極さはだんだん薄れてきて、俺から嫁にアプローチする度胸もなくてさ。
まだ最初の頃はあっちこっちにデートとか行ってたんだ。
動物園とか、夏祭りとか、微笑ましいやつね。
水族館に行ったときは、嫁がふざけて俺の手をカニに食わせようとしたっけな。
でもどんどん倦怠期になって、高3になるころには時々Hするような仲になってしまってね。
ここで嫁がAに告白されて、俺はフラれてあっさり終了。
胸のうちは苦しかったんだけど、去るもの追わずみたいなカッコつけてたせいで何もできなかったんだ。
そのまま俺はよそに就職、嫁は地元に就職して、ぷっつり切れるもんだと思ってた。
でもそうはならなかった。メールのやり取りはずっと残ってて、その間に成人したり、嫁がAと別れたり、色々あった。
俺はといえば新しい彼女もできず、喪男街道を邁進してたな。




697おさかなくわえた名無しさん2018/12/05(水)23:26:08.89ID:Tlougf5V.net
東日本大震災があった日、たしか金曜日か月曜日に有給を取って三連休にしてもらった。
それで実家に帰ったんだ。とにかく寒かったよね。そのせいか嫁は風邪をひいててさ。
俺「帰ってきてるから会おう」
嫁「風邪で寝てるー無理ー」
俺「家にいる?お見舞いもダメ?」
嫁「伝染るよー(笑)マスクしてきてねー」
こんな感じのメールのやり取りしてたところで地震がきたのさ。
もう、俺の家も家具が倒れたりしてさ。本棚やられて足の踏み場なくなったんだわ。
一段落したとき、凄く悪い胸騒ぎがしたんだ。
慌てて嫁の家に走ると、嫁の呻き声が聞こえてきたから、ピンポン押さずに土足で嫁のところへ向かったんだ。
まあ、嫁の呻きは足の指ぶつけて痛がってただけなんだけど。
再会するのは高校以来だったんだけど、懐かしいとかどうとかって空気じゃなくて、
とりあえずベッドまでおぶって、頭冷やしてたやつで足を冷やしてあげたのね。
で、とにかく嫁の家のラジオを引っ張り出したのよ。
そしたら例のピロピロ音が聞こえてきて、津波が来るって言うのね。
「え、これ大丈夫だよね?」って俺に念をおしてくる嫁。まだ危機感がなかった。
俺はすぐ逃げることにした。空気が読めないおかげで、正常性バイアスがかからなかった結果だと思ってる。




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1001オススメ記事@\(^o^)/2019/01/11 09:01:00 ID:syurabattle